どうも、ふぉるらんです。
前回のTOEIC勉強記事から続いて、私がやっていたTOEIC対策をご紹介します。
あまりまとまった時間が取れない社会人向きの勉強方法です。
リスニングの勉強法についてはこちらの記事で紹介しています。
今回は文法です。
Part5&Part6にあたりますね。
文法に関して言えば、地道に、着実に知識を蓄えていく以外に点数をあげる方法はありません。これが一番の近道です。
「それができないから困ってるんだ!」と怒られそうですが、どうすれば着実に文法の知識が身に付くのか、私がやっていた勉強方法を紹介していきたいと思います。
使用した教材
まずは、教材から。
私が主に使っていた教材がこちらの4冊↓。
①TOEIC TEST英文法出るとこだけ!
文法の総復習用に使用。さらっと読めて、必要な範囲を網羅している点がGOOD。
この本の内容は最低限すべて頭に入れておくべき。
② TOEIC TEST900点特急パート5&6
難易度やや高め。900点以上取りたい人向け。
③TOEIC新公式問題集
私はこれ↑よりは古いものを使っていました。
TOEICを受けるなら本番と同じように時間を測って練習テストを解いてみるべき。
④表現のための実践ロイヤル英文法
英文法書。今でも使っています。
英文法書はなくても構いませんが、分からないときに調べられるように1冊持っておくと便利。
ネットで調べるのもいいですが、信憑性に欠ける場合もあるのできちんとしたもので調べる事も重要。
TOEIC TEST 出る単特急金のフレーズ(通称金フレ)
使ってみたけど、あまり私には効果がなかった教材です。
私のように、単語を暗記するのが苦手な人には向かないと思います。
まずは文法の総復習
社会人になって英語から遠ざかっていたので、まずは文法をざっと復習するために使用したのが「TOEIC TEST英文法出るとこだけ!」です。
これですね↓
方法① まずはこの本を最初から最後まで、分からない所があってもいいので読み進める
この時は「覚えよう」とか、「理解しよう」と思わずにどんどん読み進めましょう。
何が分からないのか付箋等に書いて貼っておくと、後から見直した時にどういう所が分かっていなかったのかが分かるのでおすすめです。
方法② もう一度最初から最後まで読む
一度読んだだけでは内容がすべて頭に入っているとは言えません。
今回は文法事項や分からない単語など、できるだけ理解するようにしながら読み進めていきます。
本に書かれている内容だけでは理解できない事もあるので、自分で調べた内容は本に書き込むか、付箋に書いてどんどん貼っていきましょう。
私は疑問点・調べた内容などすべて付箋に書いてべたべた貼っていました。
ここまでで2回読んだことになりますが、まだ頭に入っているとは言い難いと思います。
この段階で「完全にこの本をマスターした!」と言える方は次の本に進んでください。
私は物覚えが悪いのでこれ以降も何回もこの本を読みなおしました。
方法③ 4択の問題で、なぜその選択肢が正解なのか、なぜ他の選択肢は不正解なのか、自分の知識だけで文法的に説明できるのかを確認する
ここが重要なポイント。
本当に本の内容が頭に入っていれば、とくに何も見なくてもすらすらと説明できるはずです。
説明できなければ身に付いていないと判断し、説明できるようになるまで何回でも読み直し、分からない事は徹底的に調べるようにしてください。
これは、まぐれ正解を自分の実力だと勘違いしないようにするためです。
TOEICは4択なので、どれかを選べば理論上4分の1の確率で正解します。「なんとなく」で選んでも、正解する事はよくあります。
ですが、着実に点数をあげていくためにはこの「なんとなく」をできるだけ排除する必要があります。「たぶんこれかな?あ、よかった~正解だった!」を繰り返していてはいつまでたっても実力が身に付きません。
ためしに、実際にやってみてください。
ただ問題を解いていくだけでは得られない知識が身に付きます。
同じような問題が出題されれば、その問題は確実に正解できるはずです。さらに、なぜその選択肢が不正解なのかを説明できるようになれば、その分だけ文法の知識が増えていきます。
1つ1つ、確実に解ける問題を増やしていきましょう。
方法④ 疑問点はすべて解消されているか、文法的に分からない事はないかを確認
③が完璧にできるようになったら、最後に④でこの本の総仕上げです。
ここまでくればこの1冊はマスターしたと言えるでしょう。
次々と新しい本に挑戦していく人もいますが、同じ本を何度も何度も繰り返し読んで内容を自分のものにする方が、確実に知識が身に付くと思います。
付箋に何でも書いて貼っていく勉強スタイル
私は参考書を繰り返し読んで勉強するタイプなんですが、過去に自分が間違えた事・分からなかった問題の同じようなところでひっかかり間違ってしまう傾向が高い事に気が付きました。
せっかく勉強したのに、何度も同じ問題で間違うのは避けたいですよね。
なので、付箋には「疑問点」「疑問点に対してどう考えたのか」「調べた内容」などできる限り書いて貼るようにしました。
おかげで参考書は付箋だらけになりましたが、この方法は私には正解でした。
↑こういう付箋。家にあるもので。
読み返していて、「疑問点」「疑問点に対してどう考えたのか」まで再度一致した場合、それに関しては全く頭に入っていない・全く進歩していないという事が分かるようになりました。
こう書くとものすごく記憶力がない感じもしますが、この本だけを常に勉強しているわけではなかったので、しばらく経つと自分がどういう思考回路で考えたのかを忘れてしまうんですよね。
ましてや、本の内容、練習問題、例文にいたるまで疑問点を解消しようとしていたので覚えておくには量が多すぎました^^;
全く頭に入っていない箇所が分かればもうこちらのものです。
その内容を頭に叩き込むだけで点数アップが狙えます。
最終的には、何が頭に入っていないのかを探すことの方が大事になってくると思います。
何度も同じ参考書を読む
上記の「TOEIC TEST英文法出るとこだけ!」の勉強法で書いたように、私は同じ参考書を何度も繰り返し読んで内容を頭に叩き込むスタイルで勉強していました。
私はあまり記憶力が良いとは言えないので、こういう勉強方法に落ち着きました。
片っ端から疑問点を調べまくって、すべての英文を文法的に分解して、という事をやっていて頭に入れなきゃいけない事が多すぎました。
さらに当時はフルタイムで働いていたので、まとまった時間を取って勉強できるのは週末だけだったので、なかなか頭に入ってくれませんでした。
結局何度も何度も読み返して、自分の言葉で文法的に説明できるかという事を繰り返し試す勉強方法になりました。
私のように社会人でまとまった勉強時間が取れない方は、何度も繰り返し読むことをオススメします。
「これだけやればさすがに覚えるだろう」と誰しも思うほどのことをやれば、どれだけ記憶力が悪くてもさすがに頭に入るので、記憶力が悪いと考えている方でも大丈夫です。
また、『7回読み勉強法』をご存知ですか?
東大を首席で卒業し司法試験に1発合格した山口真由さんという方が考案した勉強法ですが、教科書を7回読むだけで東大に合格して首席で卒業し弁護士になったそうです。
やはりそれだけ繰り返し読むという事が大事なんだと思います。
長いので一旦切ります。
その②に続きます↓